知多南部衛生組合火葬場基本計画
【計画の背景】
知多南部衛生組合が管轄する火葬場は南知多町と美浜町の2町で構成された組合の火葬場であり、美浜町河和地区に設置されています。
本火葬場は1961年(昭和36年)に美浜町により建設され、1968年(昭和43年)10月に知多南部衛生組合が業務を引き継ぎ現在に至っています。
施設建設後、火葬炉設備については炉内耐火物の貼り替えや、誘引ファンの設置、バーナーの更新等適宜修理補修を行い、機能の保持に努めてきていますが、施設設置後約50年以上が経過している施設であり、特定非営利法人発行全国火葬場リスト(平成23年版)によると全国の火葬場施設数約2000施設のうちでも50年を経過している施設は19か所(約1%)しかなく、本施設はその1つであり、かなり長期の使用がされていることから、建物を含め長期稼働に伴う一部老朽化や劣化が見られます。
また、休憩棟の基礎工事については、ブロック基礎であり、別途調査されている耐震診断の結果でも基礎の問題が指摘され震度5~6程度の地震においても倒壊等の危険が指摘されていますので、火葬場の整備については、早急に建替え等について検討することが必要と考えられます。
【計画の目的】
火葬場基本計画策定にあたっては、既存火葬場を取巻く現状課題の把握、整理を行い、新火葬場を建設するにあたって必要とする施設規模の算定、建設候補地の比較選定、必要な建築物の計画、概算工事費の試算等の施設整備基本計画の策定を行うことを目的とします。